ゆびきり
「たっくん。俺に後のこと任せてくれないかな?」


トオはそう言うと、僕の返事も聞く様子もなく、タケに近付いた。



「ちょっと飲みに行こうぜ!」

タケの肩をポンと叩き、有無をいわさずタケの手を引っ張った。



2人はすぐに道を曲がり姿を消した。



残された僕と藍ちゃんはジッと見つめあった。


< 195 / 336 >

この作品をシェア

pagetop