ゆびきり
「それで!?箱には何が入ってたの?」
話しだすと、すっかり食いついてきた小学生。
このひたむきな一生懸命さが可愛い。
「女の子が好きなものだよ。」
「何?それあげたら喜ぶの?早く教えて。」
「それはね…」
言いかけた時
大きな荷物を持ったお婆さんが、横断歩道を歩いていた。
足が悪い上に荷物が重くて進まない様だった。
「ちょっと待っててね。」
僕は、小学生に優しく言うと、駆け足でお婆さんに近付いた。
「お荷物お持ちしましょうか?」
僕は満面の笑みで、お婆さんの警戒をとく。
最近は、非道な犯罪も多く、老人に親切そうに荷物を持つと話しかけて、そのまま荷物を持って走り去る。
そんな奴がいるせいで
本当に親切に手を貸す人間が疑われたりする。
「ありがとう。家は近くだから横断歩道渡るまでよろしく。」
お婆さんはそう言うと
大きな荷物を笑顔で差し出した。
手に持つと、ズシッととんでもない重みが…。
「よろしくおねがいしますよ。」
お婆さんはスタスタと
6車線にわたって描かれている長い横断を渡っていった。
「すげぇ…元気…」
ブツブツ呟きながらお婆さんの後を追いかけた。
話しだすと、すっかり食いついてきた小学生。
このひたむきな一生懸命さが可愛い。
「女の子が好きなものだよ。」
「何?それあげたら喜ぶの?早く教えて。」
「それはね…」
言いかけた時
大きな荷物を持ったお婆さんが、横断歩道を歩いていた。
足が悪い上に荷物が重くて進まない様だった。
「ちょっと待っててね。」
僕は、小学生に優しく言うと、駆け足でお婆さんに近付いた。
「お荷物お持ちしましょうか?」
僕は満面の笑みで、お婆さんの警戒をとく。
最近は、非道な犯罪も多く、老人に親切そうに荷物を持つと話しかけて、そのまま荷物を持って走り去る。
そんな奴がいるせいで
本当に親切に手を貸す人間が疑われたりする。
「ありがとう。家は近くだから横断歩道渡るまでよろしく。」
お婆さんはそう言うと
大きな荷物を笑顔で差し出した。
手に持つと、ズシッととんでもない重みが…。
「よろしくおねがいしますよ。」
お婆さんはスタスタと
6車線にわたって描かれている長い横断を渡っていった。
「すげぇ…元気…」
ブツブツ呟きながらお婆さんの後を追いかけた。