ゆびきり
「たっくん。2人でお酒入れてきてよ。」

トオはまだ立っていた僕にそう言った。

「はいはい。じゃあ行こうか。」

営業スマイルを浮かべると、女の子は真っ赤になった。

手を胸の前で組んで
「はい…。」
と答えた。


胸…大きいなぁ…。


そんな雑念は捨てて、カウンターに向かった。


< 274 / 336 >

この作品をシェア

pagetop