ゆびきり
グラスを出して、氷を入れてトオの好きなシングルモルトを注いでいると
「あのぅ…二人とも彼女はいらっしゃらないんですか?」
と聞かれた。
「いないけど…まぁ…今夜は楽しもうよ。」
トオにはいるけど…まぁ…僕に付き合ってるわけだし、言うだけ野暮だ。
「は…はい!」
笑顔の女の子は可愛かった。
カウンターからリビングに帰ると
「はぁん…」
と荒い息遣いが聞こえた。
でも、気がついたのは扉に手をかけた後で、僕は部屋の中に入ってしまった。
ソファの上にはまくり上げられたニットアップのスカートとカットソーを身にまとった女の子と
捲り上がった服から出てる身体に触れているトオがいた。
「なっ…!?」
焦る僕を尻目に、トオは全く気にしない様子で
「おかえり。遅かったね。」
と、手を止める事なく言った。
そう言われてしまうと、テーブルにグラスを置くしかないわけで…
グラスを置くと、向かいのソファに座るしかないわけで…
ソファに座ると僕の横にいた女の子が、腕に胸を押し付けるように、もたれかかってきた。
上目づかいで。
…案外大胆だ…
慣れてる…?
そんな戸惑いは必死で内に隠して
女の子の唇に
僕の唇を重ねた。
女の子はそれに激しく答えた。
「あのぅ…二人とも彼女はいらっしゃらないんですか?」
と聞かれた。
「いないけど…まぁ…今夜は楽しもうよ。」
トオにはいるけど…まぁ…僕に付き合ってるわけだし、言うだけ野暮だ。
「は…はい!」
笑顔の女の子は可愛かった。
カウンターからリビングに帰ると
「はぁん…」
と荒い息遣いが聞こえた。
でも、気がついたのは扉に手をかけた後で、僕は部屋の中に入ってしまった。
ソファの上にはまくり上げられたニットアップのスカートとカットソーを身にまとった女の子と
捲り上がった服から出てる身体に触れているトオがいた。
「なっ…!?」
焦る僕を尻目に、トオは全く気にしない様子で
「おかえり。遅かったね。」
と、手を止める事なく言った。
そう言われてしまうと、テーブルにグラスを置くしかないわけで…
グラスを置くと、向かいのソファに座るしかないわけで…
ソファに座ると僕の横にいた女の子が、腕に胸を押し付けるように、もたれかかってきた。
上目づかいで。
…案外大胆だ…
慣れてる…?
そんな戸惑いは必死で内に隠して
女の子の唇に
僕の唇を重ねた。
女の子はそれに激しく答えた。