「ずっと好きでいてもいいですか?」
そしてとうとう待ちに待った当日がやってきた。
私と直広のせきはかなり近かった。
だからたくさんお喋りした。
また同じ班で小学校からの親友 横内愛羅と、
同じ班で中1からの親友 愛野嘉穂とも席が近かったためとても楽しかった。
しかし!
わたしは乗り物陽が激しいという弱点があって…。
喋るどころか…。起きてることさえ困難になった…。
≪せっかく…。席近いから思いっきりしゃべろうと思っていたのに…。≫
そんなことを考えながらぐったりしていると…。
いきなり顔に誰かのパーカーがかかった。
「大丈夫か?酔ったんだろ!つくまでねてろ!」
と心配して声をかけてくれたのは直広だった。
「寒かったらこもるからパーカー…。貸してやる!ついでに…。女子って寝顔見られんのいやがるだろ…。」
なんて。。。
彼は恥ずかしそうに顔を真っ赤にしながらパーカーを貸してくれた。
彼がパーカーを貸してくれたことがうれしかった…。
そして…。
自分のことを心配してくれていたというのが…。
とっても嬉しかった。
そして直広から借りたパーカーを眼の下ぐらいまでかぶり私は眠りに就いた。
とってもいい夢を見たような気がした。
今日と明日と…。
≪素敵な日になること間違いなしだぁ…。≫
なんて思いながら…。
私は眠った。