君と私!!

 隆吾サイド

教室に…
ちゃんといてくれてるかなぁ??


…あ、いた。

「渡部??
 おってくれたんや。」
「うん!
 もちろん。」

あぁ…
きまずいなぁ

なんて言ったらいいんだ??

「は、話って…
 なに??」

「いや…
 そのぉ…
 とりあえず、座らねぇ??」
「あ、うん。」


外から野球部の声が、はっきりきこえてくる…

「はぁ…。」
「……。」

素直に…

「いつも…
 渡部を思ってる…。」
「え?」
「気付いたのは…
 夏休み頃だったかなぁ~。」

……。

「なんて言えばいいのか…
 分んねぇし、
 かっこいいこと言えねぇけど…」
「う、うん。」

しっかりしろ。

「す、好きだ…。」
「え…?」
「渡部、お前のことが、好き。」
「う、ウソ…」

……。


 

 
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