betrayal kiss~裏切りのキス~
「うん」





夏菜は、そっか…と言う代わりに、3回頷いた。






「最初は、そんな関係じゃなかったんだけどね…」








そうなんだぁ…




まぁ、今はそういう関係なんだもんね。







「2人とも、麻里亜と関わりの深い人でしょ?だから、麻里亜のちょっとムカつく所とかで、話が弾んだみたいで」







あたしの、悪口で仲良くなったの!?





さ、最低!






「で、仲良くなったみたい。言ってよかったのかな」





夏菜は頭をカリカリ
かきだした。





「ありがと夏菜」






「あたしは、麻里亜の味方だからね」








そう言われた瞬間、あたしはすごくホッとしていた。
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