ばーか。
花歩side
5限目は
蒼井君はサボりだった。
なんか、
どんどん遠い人になっていっちゃうみたい。
このまま
話し掛けられない理由も聞けないまま
あたしのキモチも言えないまま
なにも始まらないまま、 終わるのかな。。
「花ちゃんっ!」
その呼び方は…
「明里ちゃん…」
「どしたのー。なんか悲しい顔してない?」
「うん…ちょっと」
蒼井君と話せないから、なんて言えない。
だって蒼井君は、
明里ちゃんの彼氏だから…。
「ぁ、ねーねー。柊今どこかわかる??」
「ごめん…わかんないや」
「そっか。ありがと」
「ううん……これからデートなの?」
「…え?」
「らぶらぶだね。」
あたし… 何言ってんだ。虚しい人…。
少し間をあけて明里ちゃんは、にっこり笑った。
「ばれてたんだ」
「だ…大丈夫!誰にも言ってないよ?!」
「わかってるよぉ!信じてるって」
信じてる…のか。
ごめんね明里ちゃん。
せっかく信じてくれてるのにね。
あたし…
蒼井君が好きなんだ。
「あ、明里行かないと。じゃぁね花ちゃん!」
「あ…バイバ〜イ」
胸が痛い。
あたしは蒼井君がスキで、蒼井君には彼女がいて、
彼女とあたしは友達。
苦しいなぁ…
いっそのこと
全部捨てたら楽になるのかな。
…でも
そんなこと
できないんだ。
5限目は
蒼井君はサボりだった。
なんか、
どんどん遠い人になっていっちゃうみたい。
このまま
話し掛けられない理由も聞けないまま
あたしのキモチも言えないまま
なにも始まらないまま、 終わるのかな。。
「花ちゃんっ!」
その呼び方は…
「明里ちゃん…」
「どしたのー。なんか悲しい顔してない?」
「うん…ちょっと」
蒼井君と話せないから、なんて言えない。
だって蒼井君は、
明里ちゃんの彼氏だから…。
「ぁ、ねーねー。柊今どこかわかる??」
「ごめん…わかんないや」
「そっか。ありがと」
「ううん……これからデートなの?」
「…え?」
「らぶらぶだね。」
あたし… 何言ってんだ。虚しい人…。
少し間をあけて明里ちゃんは、にっこり笑った。
「ばれてたんだ」
「だ…大丈夫!誰にも言ってないよ?!」
「わかってるよぉ!信じてるって」
信じてる…のか。
ごめんね明里ちゃん。
せっかく信じてくれてるのにね。
あたし…
蒼井君が好きなんだ。
「あ、明里行かないと。じゃぁね花ちゃん!」
「あ…バイバ〜イ」
胸が痛い。
あたしは蒼井君がスキで、蒼井君には彼女がいて、
彼女とあたしは友達。
苦しいなぁ…
いっそのこと
全部捨てたら楽になるのかな。
…でも
そんなこと
できないんだ。