紙飛行機~君に捧げる御手紙~
しばらく走ると俺は
全身の力が抜けるのを感じた。


なん…だよ…これ…。


力入んねー。


俺の意識は薄れていった。


もう…時間はねぇのかよ…。


神様…。


もし居るなら
俺の願いを聞いてくれ。


もう少し…。


もう少しだけでいい。

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