紙飛行機~君に捧げる御手紙~
『水無月沙希様


あのときは逃げてごめん。
俺はお前のことが好きだったんだ。


俺は毎日がつまらなかった。
何かが足りなかった。
お前と違ってじゆうだったのにな?


でもお前と会って世界が変わったんだ。
俺のこと、覚えててくれてありがとう。


俺が汚れてるのに比べて
お前は綺麗すぎて近づけなかった。
でも変えてくれたお前に何かしたかった。
迷惑だったろ?
ごめんな。
結局何もできなかったけどお前の力になりたかったんだ。

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