ぷっしゅにんぐ!
はぁ、退屈。




「「うわぁぁあ!」」


突然、職員玄関で大きな悲鳴が聞こえた。


誰かの叫び声。
多分…、男だろう。

声の低さが。



声の主を確認するべく、後ろを振り返ると
すぐうしろの職員玄関の階段につまづいた男が、倒れている。


男の周りには凄い量の書類がばらまかられていた。






なんて、タイミングが悪いんだろう。



なんて今日はついてないんだろう。



だってこうなったからには
書類を拾って営業スマイルをしなければならなくなったじゃんか……
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