ぷっしゅにんぐ!
うちは素早く、いかにも優等生らしいオーラを漂わせ
男の元へ駆け寄る。


「大丈夫ですか?」



男からの返答はない。


多分、よほど階段の倒れ方が悪かったんだろう。


その後、男が落とした書類を束にして



「……どうぞ。先生」



笑顔でそう言った。



多分、みたことがない顔だけど

先生なのかなと思いつつ、


試しに言っただけだけど。
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