大好き彼氏
「三年前 俺が中1の頃ー・・・・」

「おい?理緒起きろって!!」
「あぁー?」
「および出しっ♪」
「え?またかぁー!!まぁ、俺かっこいいから仕方がないなー」
「ふっよく言うよ。早く行け」
「あいよっっと」
俺はすげぇーモテル。
1日1回は絶対告白される♪
まぁ、嬉しいけど慣れてくればめんどくさくなる

「えーと?なに」
「あ、あの!!す・・・好きです」
まぁ告白と言っても『一目見たときに好きになりました』みたいなことばっかいわれるけどなぁー。
どーせこいつも見た目だろうな・・?
でも何気に可愛いかも。
「ふーん?なんで」
「あ、あまり話したことないから理緒君がわかんないんだけど」
やっぱりね?
女は見た目重視だ。
「いつも元気で目立っててでも影でもちゃんと支えてて、なんかやさしい人だなぁーって。みんなかっこいいから好きーとか言うけど魅力はそこにあるんじゃないとおもうの」
初めてこんなこと言ってくれる人が現れた。

「気持ちはすげぇー嬉しい。でもまだ君のこと知らないから少しずつ知っていってから返事してもいい?」
いつもの俺と少し違った。
いつもなら『気持ちはすげぇー嬉しい。でも好きとかわかんねぇーんだ。ごめんな。好きになってくれてありがとう』そおいってたのに。
キット好きになるんじゃないかってどこかで思ってたんだ。
「う、うん!!いきなりごめんね!」
ってか名前なんていうんだろ?

「ちょー理緒さ、愛にコクられたの?」
「え?愛っていうんだ」
ふーん。
初めて知った。
「あいつ可愛いのに目立とうとしないし飾らないからすげぇー男子の間で人気ある奴だよ」
「え?まじ?俺ってそんなに魅力的なのかな?」
「はいはい。」
「つめてぇーぞ!!」
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