あたしの旦那は執事さん!?
ドドッ…!!
「キャッアアア!!!!!!!!」
ドシンッ……!!
「「いったぁぁっ!!!!!」」
あたし達は床に思いっきり打ちつけられた。あれ?あんま、いたくないかも。なんか、温かい。恐る恐る後ろを見ると、グッタリした陽太がいた。
「ちょっと、陽太君!?大丈夫?」
慌てて立ち上がる。
フニャ。
「キャッアッ!!」
足首が曲がって立つ事が出来なかった。「陽太君!?ヤダ!!起きてよっ!!」
叫んでも、反応が無かった。 あたしは、泣きじゃくるしか出来なかった。その時、
「いったっ!!あっ!!萌花大丈夫だった?」
ムくッと起き上がって、あたしに話しかけてきた。
「……ッたぁ!!」
「何?」
「生きてて良かったぁ!!」
そんなあたしに陽太は、笑いながら、俺を殺すなよぉ!と言って、あたしを撫でた。
ドンドンッ!!
《…ますかー?大丈夫ですかー?》
助けに来てくれた声が聞こえた。
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