あたしの旦那は執事さん!?
*6章*
*優月視点*
萌花に打ち明けられた時、優月は嘘だと思った。でも、萌花の目はいつになく真剣で優月の目を見ようとしなかった。そんな様子からして、本当の事なんてすぐに分かる。だって…皮肉だけど、ずっと側にいた親友だから…。でも、優月は萌花が母親になることで本当にどこか遠くに行ってしまいそうで、認めるなんて事は出来なかった。だから、萌花がとっさに掴んだ腕を振り払っちゃったんだ。振り払った時に見た萌花の顔は泣きそうな、何か諦めたようだった。優月ね?ホントは駆け戻りたかったんだよ?でも、イヤだったの。最低だよね?親友なのにね?萌花、あたしは…友達失格かな?
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