Song for you


「何が"よし"よ?」


「わっ、いつからそこに?!」


「今来たばっか。」


そう言うと俺が座っていたベンチの横に座る。


「何か用だった?」


「あ、これ…さんきゅ。」


「CD?…いつでも良かったのに…」



「それだけじゃないから。」


「へ?」



「下手でも何でも練習したんだから、ちゃんと聞けよ///?」


「何が…ってそれ…」


"ギター?"多分そう言い始めた時、出だしの和音を弾き始める。


「……♪゙」


少し音を外したけど、それでも彼女は笑っている。


そんな君に、届けこの歌。
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