マジカル☆ジュエルス
なんとひかりは既に起きていたのだ。
「何してるの?はこっちの台詞よ!
ひかりどうしたの!?」
「そんなに驚くこと……?」
「いつも汚い顔で、だらしない
寝相をしているアンタが……
私夢見てるみたい…」
「ちょ……!失礼なこと言わないでよ」
「……で、どうしたの?」
「あぁ、まぁ大した話じゃないんだけどねぇ」
すると、ひかりはニヤッと笑いだした。
「実は、今日転入生が来るんだって!」
「転入生?」
「そう!まぁ男か女の子かはまだ分からないんだけど
もし女子だったら戦士候補じゃない?
そうすればジュエル戦士五人が揃う!
感動だね。
そんなこと考えてたら朝から何だか
テンションが良くってね!」
ひかりは本当に嬉しそうだった。
朝から機敏な動きをしている。
その様子にセイラが突っ込む。
「……それって全然大した話じゃないじゃん!
っていうか分かってたんなら何で
先に言ってくれなかったの?」
「忘れてた」
「アンタは重要な部分をよく忘れるわよね……」
相変わらず彼女に不安は募る。