マジカル☆ジュエルス
ひかりはもうこんな状況は
うんざりしてきた。
これではクラスの雰囲気が一気に
悪くなるだけだ。
どうしても彼女を何とかしたい。
そこでひかりは決断した。
「セイラ……私あの子を戦士にしたいと思う」
休み時間トイレの中でセイラに宣言した。
「それは正気なの?」
「もちろんだよ。戦士になってくれれば
みんなで協力する大切さを知ることが
できるだろうと思って」
「でも戦士は誰でもなれるわけじゃないのよ」
「知ってるけど……できたら私は彼女になってほしい」
うーんとセイラは唸らせる。
「とりあえず、他の戦士たちに相談しましょ。
みんなの意見が合致したら……」
「うん」
放課後、ひかりは
ななこ、李音、あきらを呼び、詳細を話した。