マジカル☆ジュエルス
でも学校に行くしかない。
いつも通りに教室に入る。
「おはよーひかり」
「ひかりおはよー」
クラスメートから微笑ましい挨拶。
日常のことだ。
教室内を見ていると
平岸小梅の姿があった。
彼女は自分の机にじっと座って
読書をしている。
以前のようにクラスメートには
囲まれてはいない。
と言っても誰も彼女の近くに
近寄ることはない。
昨日の今日だからもうみんなは
危機感を持っているだろう。
せっかくの新しい仲間なのに
ここまで疎遠なのは珍しいかもしれない。
本当はひかりも彼女と話がしたい。
しかしココで話すとクラスのみんなに
注目されてしまうし、怒られてしまう
かもしれない。
学校内では彼女には全く触れないようにした。