マジカル☆ジュエルス
そして気づけば日が暮れる頃になった。
園児たちは母親と共に帰っていく。
ななこも家に帰るそうだ。
「橘さん本当にありがとう
弟たちを助けてくれて」
「いや…それはこっちの台詞だよ。
海野さんがいてくれたから助かったんだよ」
2人は笑い合った。
「あの…海野さん」
ひかりは恥ずかしげにななこに言った。
「これからも戦士として
一緒にいてくれる…かな?」
その時ななこの表情は一瞬真顔になったが
その後微笑んだ。
「まだよくわからないけど…
私困っている人を放っておきたくない。
だから…これからもよろしくね!」
するとひかりは自分の心が
一気に満たされた。
凄く嬉しいのだ。
「うん!これからもよろしくね
海野さ…いや、ななこちゃん!」
ひかりはななこに右手を差し伸べる。
「こちらこそよろしくね
ひかりちゃん!」
ななこも右手を差し伸べ
お互いに手を交わした。
「ついに2人目を見つけたわね!
残りの戦士たちも探すわよ!」
「「うん」」
そうして2人は別れを告げた。