マジカル☆ジュエルス
一方、ここ名もなき基地では…。
コハクは浮かない顔で帰って来た。
「またご機嫌斜めじゃねぇか」
オニキスが筋トレをしながら
コハクの様子を伺う。
「また現れやがった」
「この前言ったジュエル戦士とかいう
やつか?ホントに強いのか?」
「戦士が増えたんだよ」
「マジかよ」
しばらく無言が続いた。
するとオニキスが筋トレをやめた。
「どんな奴か顔を見てみてぇな。
次は俺が行く」
「何でお前が行くんだ!?
お前はいい」
「コハクはまだガキだからそう思うんだ。
ジュエル戦士だってガキなんだろ?
大したことはねぇだろ」
「……」
オニキスは誰よりもパワーがある。
だから戦士なんてあっという間に
やってしまえると彼は考えた。
戦士たちの冒険はまだまだ続く。
続く。