マジカル☆ジュエルス
みんなすぐさま体育館の中に戻る。
何事もなかったかのように水がひいてあり
チームがど真ん中で整列していた。
「あっ!ひかり何していたのよ!?」
「ちょっと李音
キャプテンなんだからしっかりしてよ!」
お互いのチームが怒り寸前だった。
かなり待っていたそうだ。
「「ごめん ごめん」」
ひかりと李音は同時にチームメイトに謝る。
そしてダッシュでそちらに向かう。
「あ…ひかりだっけ?」
走りながら李音はひかりの名前を呼ぶ。
「試合楽しみにしているからね」
「……はい!」
最初は李音の迫力に思わずひかりのチーム
全員がたまげてしまった。
でも李音は本気の勝負をしたいようだ。
ひかり自身も最初は
全く試合を楽しんでいなかった。
せっかく一緒に練習したのだから
力を振り絞って成果を出したい。
ひかりは最初よりやる気が出ていた。
周りが緊張に包まれる中
試合が始まろうとしている。
「試合再開 よーい…
ピピー!!」