マジカル☆ジュエルス
その日の放課後。
ひかりは遅刻した罰として
一人教室掃除を行っていた。
今日は本当に不幸の日だ。
「あれ?ひかりちゃんまだ教室にいたんだ」
「え?何?掃除してんの!?」
「ななこちゃん!李音さん!」
なんとななこと李音がやって来た。
助け舟がやって来たようだ。
「2人ともちょうど良かった!
お願いがあるんだけど…」
「「??」」
「いやぁホント悪いね」
「いやいや私たち用事とかないから大丈夫」
ななこと李音も掃除に参加してくれた。
何て心優しき人たちなんだろうと
ひかりは嬉しく思う。
「それにしても…ホント悲惨じゃない?
相手の子かわいそっ…」
李音にクスッと笑われてしまった。
「…確かに私が悪いけど。
…あっ!」
ひかりは何かを思い出したみたいだ。
「どうしたの?」
「これ忘れてた!」