《完》天使の微熱 〜アクマなアイドル〜
逃げるスキもよけるスキも
なかった。
てゆーかぶっちゃけ
足がすくんじゃってて、
これっぽっちも動けなかったし。
玲斗は硬直するあたしを
ドンと壁に押し寄せ、
片手であたしの体を押さえてる。
そしてもう一方の手で
あたしのアゴをクイッと掴んで、
「今日からキミ、オレの
言いなりになってよ」
―――――はい?
「いっ、言いなりって……??」
_
なかった。
てゆーかぶっちゃけ
足がすくんじゃってて、
これっぽっちも動けなかったし。
玲斗は硬直するあたしを
ドンと壁に押し寄せ、
片手であたしの体を押さえてる。
そしてもう一方の手で
あたしのアゴをクイッと掴んで、
「今日からキミ、オレの
言いなりになってよ」
―――――はい?
「いっ、言いなりって……??」
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