《完》天使の微熱 〜アクマなアイドル〜

それを見て玲斗はさらに
嬉しそうにクスクスと笑うと、



｢オレから逃げられる場所
なんてないって、よく
わかったかな？

少しはおりこうになった
みたいだね｣



｢……………｣



どうとでも言って。



なんかもう、今日は疲れて
心も感情を持つ気に
ならないみたい。



｢今夜はもうちょっと
つき合ってもらうよ。

門限があるなら家に連絡
しとくこと｣



｢え………？｣



門限なんて別にない。



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