《完》天使の微熱 〜アクマなアイドル〜
ハッと気づくと、家の、
自分のベッドの中だった。



(イヤだ……夢……)



夕べの出来事を、夢でその
ままフルリピートしちゃった。



それくらい強烈な印象
だったとはいえ、夢でまで
見ちゃうなんてなんだか
さらに恥ずかしい。



「もぉ……どうしよ〜っ」



あんなの、生まれて
初めての経験。



何度も何度もキスされて、
甘い言葉を囁かれて。



そうして――気づくと
あたしは、フカフカの
ソファーで眠っちゃてた。



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