《完》天使の微熱 〜アクマなアイドル〜
ピッタリくっついて顔を
寄せ合うようにして、
玲斗も眠ってた。



二人は1枚の毛布に一緒に
くるまって、ほわほわと
あったかくて。



一瞬ドキッとしたけど、
何もなかったことはすぐに
わかった。


だってあたしの服装、
これっぽっちも乱れて
なかったし。



(いつの間にか寝ちゃって
――それで玲斗が毛布を
かけてくれたの……?)



ぼんやりとそんなことを
考えてた時に、玲斗も目を
覚まして。



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