《完》天使の微熱 〜アクマなアイドル〜
「――おはよ。

どう? “恋人”と迎える
初めての朝の気分は?」



そんなことを言うから、
あたしはまた心臓が早鐘の
ように打ち出すのを抑える
のが大変だったっけ――…。




その後、ルームサービスの
朝食を二人で食べて代わり
ばんこにシャワーを浴びて。



玲斗は朝から仕事だから
って、携帯に本間さんから
連絡が入ると先に部屋を出た。



あたしに玲斗と同じ部屋の
カードキーを渡して、少し
後にあたしも出るよう
言い残して。



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