《完》天使の微熱 〜アクマなアイドル〜
今日は土曜日。



玲斗に言われた通り一人で
部屋を出たあたしは、
家に帰るなり緊張が解けて
ドッと疲れが出て――

結局ベッドに倒れ込む
ように、もう1回寝たってわけ。



「うわ、もうお昼過ぎてる
じゃん!」



時計を見て思わず声をあげる。



よくこんな時間まで
寝させてもらえたな。


もしかして起こしに来た
けどあたしが起きなかったとか?



次に携帯を手にとってまた
ビックリした。



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