《完》天使の微熱 〜アクマなアイドル〜
だけどあたしは花の高校生。


学校だってあるのに、
そんなの……。



「ホラ、どうするの?

それが出来ないなら、
キミに残された道は……」



『即引退だよ』



耳たぶに唇を寄せて、
冷たくて甘い声がそう囁いた。



(うぅっ……。

なんで……なんでこんな……!)



ホントにワケわかんないし
悔しい。



だけど――…

だけどどうしても、引退
なんてイヤだ……!



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