《完》天使の微熱 〜アクマなアイドル〜
(え……ちょっと、ウソ……!?)



「それじゃあまずは、手始めに。

陽菜の味を――教えて
もらおうか――…」



ウ、ソでしょ?



こんな………


こんな、の………。





―――ふさがれた視界。



唇に触れる、温かな感触。



あたし――…

玲斗に、キス……されてる……?





真っ白になっちゃいそうな
頭の片隅で、まるで他人が
言ってるみたいに『ダメ、
ダメ!』って声が響いてた。



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