《完》天使の微熱 〜アクマなアイドル〜
ユウキはそう吐き捨てて、
床にペッと唾を吐く。



顔合わせの時は二人とも
ごく普通に会話してた
のに、嘘みたいな態度の変化。



あたしは二人のあまりの
変わりようと雰囲気の
険悪さに、状況を把握する
のも忘れて呆然としてた。



「サブリミナル・スカイの
リーダーともあろう男が、
そーゆーセコいことしない
方がいいんじゃないかな?

品格落とすよ」



「よけーなお世話だ。

つーかお前が人のこと
言えたクチかよ。

やってることは同じだろ」



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