《完》天使の微熱 〜アクマなアイドル〜
「最高に感じてる声、
聞かせてよ」



それだけ言って、玲斗は
すぐにまたあたしの体を
シーツの上に横たえた。



「………………!」



玲斗の言ってる意味を理解
して、体が強張る。



とうとう――なんだ。



どうしよう……やっぱり怖い。



初めてだから。


どうなっちゃうのかも
わかんないから。



そして……そうなった後、
あたしと玲斗はどう
なっちゃうのか。



きっとそれが、一番怖い――…。



_
< 196 / 301 >

この作品をシェア

pagetop