《完》天使の微熱 〜アクマなアイドル〜
目を閉じると浮かんでくる
のは――あの夜のこと。
何度も繰り返されるキス、
重ねた肌の感触、握り
合った手の温かさ……。
そして、痛みと狂おしい
ほどの感覚も。
結局何ひとつ忘れることは
なく、どれも鮮明に
あたしの中に残ってた。
まるで夢の中の出来事の
ように今でも信じられない
けど――
でも体に残るうずきが、
夢なんかじゃないって今も
ちゃんと教えてくれてる。
(あたし――ホントに
玲斗と、しちゃったんだ……)
_
のは――あの夜のこと。
何度も繰り返されるキス、
重ねた肌の感触、握り
合った手の温かさ……。
そして、痛みと狂おしい
ほどの感覚も。
結局何ひとつ忘れることは
なく、どれも鮮明に
あたしの中に残ってた。
まるで夢の中の出来事の
ように今でも信じられない
けど――
でも体に残るうずきが、
夢なんかじゃないって今も
ちゃんと教えてくれてる。
(あたし――ホントに
玲斗と、しちゃったんだ……)
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