《完》天使の微熱 〜アクマなアイドル〜
そんなことをボンヤリと
考えつつ、あたしは繰り
返されるメロディーを
少しずつ少しずつ、心に
満たしていった。




スタジオの準備はもう
ほとんど整ってる。



玲斗の髪型の微調整も
終わったみたいだし、
セットの用意もバッチリ。



今日は一番いいワンシーン
だけを撮らなきゃいけない
から、少しでもテンション
あげられるようにって
PVの曲をかけてくれてるんだ。



だけどやがて、時間が来て――。



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