《完》天使の微熱 〜アクマなアイドル〜
頭ン中で鳴り響く警鐘に
即連動して、あたしは
叫んじゃってた。



(あっ――タ、タメ口
きいちゃったぁぁっ)



叫んだ後でソッコー後悔
するけど、もう遅いし。



「ふぅん。

このオレにそんな口の
きき方するんだ?

――柏木 陽菜(カシワギ・ヒナ)
さん?」



玲斗の目がスッと細め
られて、また一歩前に出た
彼との距離が縮まる。



「す、すすすすいませんっ」



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