《完》天使の微熱 〜アクマなアイドル〜
「―――あ。

今、反抗的な目をしたね?」



「ししし、してませんっ!!」



お願い、ホントに許して。



こんなスタジオの奥に
ある、他に人も来ない
玲斗専用の楽屋で。



ドアには鍵をかけられ
壁際に追いつめられて――

あたしはただ、足を
震わせておびえるだけ。



これからあたし、ここで
何されんの!?


これってイジメ?

それとも貞操の危機ってヤツ?



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