《完》天使の微熱 〜アクマなアイドル〜
完全にパニクるあたしに
玲斗が投げかけた言葉は、
氷みたいに冷たく思えた。



「オレを怒らせて、また
逆らって――。

キミみたいな弱小事務所の
子が、それで芸能界やって
けると思ってんの?」



「さ、逆らうなんて……!」



だから怒らせるつもりも
逆らうつもりも、これっ
ぽっちもなかったんだってば!



「ホントにすいません。

次は、もっとちゃんと
やりますからっ」



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