《完》天使の微熱 〜アクマなアイドル〜
「本当に大丈夫ですから。

玲斗は自己中心的な
ところもありますが、
ああ見えて意外と優しい
とこもあるんです」



「は!? 優しい??」



ついつい声が大きく
なっちゃった。


だって“優しい”って、
あの男のどこが!?



すると本間さんは
はにかんだように笑って、



「実は僕、玲斗のいとこ
なんです」



「えっ、いとこ!?」



「ええ。

僕、なんの取り柄もない
から大学出ても就職できなくて。

そしたら玲斗が事務所に
口きいて、マネージャーに
してくれたんですよ」



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