《完》天使の微熱 〜アクマなアイドル〜
明らかな怪しさにドキッと
した時、そのカーテンを
小さく開けて中の人が顔を
出した。



「ほ、本間さん!?」



少し前に製作会社で別れた
玲斗のマネージャーじゃない!



ってことは、もしかして……。



「……………!」



考えてる間もなくドアが開いて、

『早く乗って下さいっ』

って声と共にあたしは
引っ張られるように車に
乗せられた。



すぐにバタンッとドアが
閉まり、カーテンも
シャッと閉じられる。



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