《完》天使の微熱 〜アクマなアイドル〜
「へぇ……ホントかなぁ?」



「ホッ、ホントですっ」



シカトする勇気なんて
あたしにあるわきゃないじゃん!



とは言えないけど、お願い
だから信じてぇ〜っ。



「―――ふーん。

まぁそういうことに
しといてあげるよ。

どのみちこの辺りでつか
まるだろうとは思ってたし」



(た、助かったぁ〜)



胸を撫で下ろしながら、
やっと当たり前の疑問が
わいてくる。



「あの……どうして
あたしの居場所が?」



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