《完》天使の微熱 〜アクマなアイドル〜
おずおずと尋ねると、
玲斗はニヤリとした
イジワルな笑みをうかべて、



「そんなの今さらだよ?

オレが陽菜の家を把握
してないと思ってる?」



「え…………」



ってつまり、あたしの家も
帰宅路も知ってるってこと?



(学校だけじゃなくて
そんなことまで調べて
たんだ……)



もはやあたしにプライ
バシーはないんですね神様。



あたしは諦めに近い感情を
いだいて肩を落とした。



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