【短編】2度目の初恋
11年ぶり
「………」
早起きし過ぎて頭がクラクラする。
慣れないことはあまりしたくはないが、今日は仕方がない。
一生に一度の晴れ舞台なのだ。
気合を入れなくては。
未だ夢の中にいる自分に活を入れ、軽めの服装に着替える。
本日は成人式。
早朝から美容室に行き、眠い中髪の毛をセットアップ。
ちょっとキツめに着付けてもらい、写真を撮って、集合時間までのんびり過ごした。
うとうとしながら今朝見た夢を思い出す。
懐かしい。
ずいぶん昔の思い出。
しかし、夢の先は覚えていない。
夢だから覚えていないのではなく、記憶からすっぽり抹消されていた。
あの後、私は彼に何をしたのだろうか…
ずっと気になっていた。
なぜかそこから小学校生活すべてが空白になっている。
まるで『思い出してはいけない』と誰かに警告されているかのように。
早起きし過ぎて頭がクラクラする。
慣れないことはあまりしたくはないが、今日は仕方がない。
一生に一度の晴れ舞台なのだ。
気合を入れなくては。
未だ夢の中にいる自分に活を入れ、軽めの服装に着替える。
本日は成人式。
早朝から美容室に行き、眠い中髪の毛をセットアップ。
ちょっとキツめに着付けてもらい、写真を撮って、集合時間までのんびり過ごした。
うとうとしながら今朝見た夢を思い出す。
懐かしい。
ずいぶん昔の思い出。
しかし、夢の先は覚えていない。
夢だから覚えていないのではなく、記憶からすっぽり抹消されていた。
あの後、私は彼に何をしたのだろうか…
ずっと気になっていた。
なぜかそこから小学校生活すべてが空白になっている。
まるで『思い出してはいけない』と誰かに警告されているかのように。