~恋をすれば~
ただ今、7時30分です。
大人組がいろいろ焼いている間、私は1人みんなから離れて空を見ていた。
小さい頃から、私は空が大好きでよく1人で見上げてるんだ。
「美嘉。まぁた空見てんのか??」
「えっ…」
声のした方を見ると、輝が立っていた。
すると、輝は私の隣に座った。
「どうしたの??輝も空見に来たの??」
「あぁ。美嘉が1人で空見てっから、そんなにいいなら俺も見ようと思って」
物好きだな、輝…。
「あのさ、いいって言うか、若干雲あるから…」
「でも、美嘉からするといい空なんだろ??」
「まぁ…ね」
「なら俺も見る」
こいつ…アホ…??
私、1人になりたいんだけどなぁ…。
考え事してるのに…。
そんなこと思ってると、
「美嘉、何悩んでんの??」
「…??どういう事??」