~恋をすれば~


もっと遅いかと思ってたよ。

「おばさんは??もう起きてる??」

「いや、まだ。昨日2時近くまで大人達は飲んでたからな。当分起きないと思う」

「そっか。ってことはお父さん達も起きてないか」

これじゃあ帰っても鍵しまってて入れないな。

このまま輝の所にいた方がいいかなぁ…。

「何、お前。鍵持ってねぇの??」

「うん。だから起きるまで帰らない。帰らない方がゆっくり休めるし」

いつも私のために早起きしてくれてるから。

今日くらいはゆっくり寝てて欲しいんだ。

「そっか。ならしばらく俺んとこいれば??」

「ホント??いいの??」

「おぅ」

「やった!!ありがと、輝」

笑顔で、輝の目を見て言った。

輝…顔赤いし。

なんで??

熱でもあんのかなぁ。

「輝、おデコかして??」

「え、あ…あぁ」

黙って指示に従う輝。

熱くはないか…。



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