~恋をすれば~


何…。

何言う気??

「もしかして、まだ眠いのか??」

ふぅ…。

良かった。

隼人お兄ちゃんの事、何か言われるんじゃないかと思ってた。

「ね、眠くなんかないよ。そうだ、2人とも、お腹空いてない??」

「え…??まぁ少し。なぁ兄貴??」

「そうだな。確かに空いてるかも」

「じゃあさ、私が作るよ」

「おぉ。美嘉、料理まで習得してるわけ??」

「いつの間に。会わない間に成長したもんだ」

「2人とも、私の事侮辱してない??ずーっと前から料理は作れるし。っていうか、小学生の頃から作れるし」

「そうだったっけ??」

「全く記憶に、美嘉の料理してる姿がないんだけど」

「ちょっとそれ、どういう意味よ?!そんなこと言ってると作ってあげないよ??」

「わりぃわりぃ。作ってください、美嘉様」

「ごめん美嘉。美味しい料理、作ってくれよな」

なんちゅう2人だ。

都合がいいんだから。



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