~恋をすれば~


隠れられてないし。

「あんた、ホント調子に乗ってるよね。私達ですら、誘ってもらったこと無いのに」

ぐちぐち文句を言ってる。

「当たり前ですよ??先ほども言いましたけど、私達は幼なじみです。あなた達よりも歴史が長いんです。誘われるのは当然ですよね。それに、桜子は…心を開いていない人は絶対に誘いません」

気をゆるさなのが、桜子である。

今私、遠回しに傷つけちゃったような。

これにはショックを受けたようで、それ以上何も言わずに帰って行った。

「お待たせぇ。美嘉、ホントごめん」

「いいよ。早く行こう??お店しまっちゃうよ??」

「うん!!」

私達は靴を履き替え、門をくぐった。

そして、店へと向かった。


「ここ!!ね??可愛いでしょ??」

「う、うん…。可愛い」

私には似合わないものばっかり…。

桜子は、もちろん似合うけど。

「何してるの、美嘉。早く入ろ??」

その得意技、今日何回目??

男子にはやってて欲しくないなぁ。

「うん。ごめん」



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