NIGHT MOON
10.新たなスタート
神田川太郎、前オーナーが
この世を去ってから
半年が経った。
ホストクラブ・スターズでの
従業員の入れ替えなどを済ませてスターズは新オーナー夜月の名前を取って【ナイトムーン】として新たなスタートを切っていた。
夜月はホストクラブの
新オーナーとして
雑誌に取り上げられている。
そんなある日。
「ちょっとこれ見て!」
「何だ、どうしたんだ優奈?」
「いいからこの雑誌のこのページ見てみて」
「何だこの雑誌?キャバ嬢…ホストって優奈?」
「私のじゃないよ。友達に借りただけ」
「何が載ってるんだ?」
優奈が学校で偶然見た雑誌に
夜月が載っているのを見て
イトコである小林に見せた。
「ここ」
「これって…」
「違う?」
「アイツか!?でも何でこんな雑誌に載ってんだ」
「だからホストクラブのオーナーになったみたい」
「ホストぉ!?オーナーだってぇ!?」
「いつの間にそんな事に…でも無事だったんだね」
「それにしてもしばらく見ない間に雰囲気変わったな」
「よく分からないけど…何か凄いよね。カッコイイ」
「信じられない。これが本当に高西なのか」
「そーでしょ。だってここに名前書いてあるもん」
「けど、これ…村西って」
「だけど本人だよ」
「多分な」
「ねぇ会いに行かない?」
「は…」
「康平先生…ってもう先生じゃないけど」
「俺は行かない」
「えーどうして?」
「アイツには今の生活があるだろうし俺達が会いに行っても…」
「ずっと探してたのに」
「アイツはもう別の世界の人間になったんだよ」
「そんな…」
「無理に会おうとしなくても、いつかその内会えるさ」
この世を去ってから
半年が経った。
ホストクラブ・スターズでの
従業員の入れ替えなどを済ませてスターズは新オーナー夜月の名前を取って【ナイトムーン】として新たなスタートを切っていた。
夜月はホストクラブの
新オーナーとして
雑誌に取り上げられている。
そんなある日。
「ちょっとこれ見て!」
「何だ、どうしたんだ優奈?」
「いいからこの雑誌のこのページ見てみて」
「何だこの雑誌?キャバ嬢…ホストって優奈?」
「私のじゃないよ。友達に借りただけ」
「何が載ってるんだ?」
優奈が学校で偶然見た雑誌に
夜月が載っているのを見て
イトコである小林に見せた。
「ここ」
「これって…」
「違う?」
「アイツか!?でも何でこんな雑誌に載ってんだ」
「だからホストクラブのオーナーになったみたい」
「ホストぉ!?オーナーだってぇ!?」
「いつの間にそんな事に…でも無事だったんだね」
「それにしてもしばらく見ない間に雰囲気変わったな」
「よく分からないけど…何か凄いよね。カッコイイ」
「信じられない。これが本当に高西なのか」
「そーでしょ。だってここに名前書いてあるもん」
「けど、これ…村西って」
「だけど本人だよ」
「多分な」
「ねぇ会いに行かない?」
「は…」
「康平先生…ってもう先生じゃないけど」
「俺は行かない」
「えーどうして?」
「アイツには今の生活があるだろうし俺達が会いに行っても…」
「ずっと探してたのに」
「アイツはもう別の世界の人間になったんだよ」
「そんな…」
「無理に会おうとしなくても、いつかその内会えるさ」