声のないamor
Chapter2*
▼過去
私と母の、最初で最後のドライブの行き先は孤児院だった
母は男好きで夜の街を毎日のように歩き、たくさんの男と体の関係をもった。
もちろん、父とは離婚してしまった
それからというもの、ますます激しくなる遊び
朝帰りはいつものようにあり、私と顔をあわせることはほとんどなかった。
借金も貯まっていきたまたま夜かえってきたときなどは
私の顔をみるなり、蹴る、殴るなどを繰り返した
私はいつの間にか声を失った
ストレスによるものだった…