声のないamor
今まで、愛など感じなかった私が唯一その日愛を感じた

そのときはわからなかったけれど




暖かい春を選んだ。


父と母の思い出の曲を車の中で聴かせてくれた。







孤児院の人に受け渡すときに、

「ごめんね…借金がなくなったら、きっと、迎えにいくわ」


小声で呟いた。

私に向かっていっているけどどこかそれは他の人…いや自分自信にいっているような感じがした…
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